成分別ワキガクリームの選び方

ワキガの対策には消臭クリーム、デオドラント、スプレーなどたくさんのグッズが出ています。

殺菌成分にも色々な種類があって強力だけど子供の肌や敏感肌には刺激が強いもの、肌には優しいけど効果は弱いものなど様々です。

そこでデオドラントによく配合されている成分について調べてみました。

イソプロピルメチルフェノール

殺菌作用のある成分です。デオドラントだけではなく化粧品にも防腐剤として使用されていることが多いです。

殺菌作用を持つ物質はたくさんありますが、イソプロピルメチルフェノールはその中でも非常に強い殺菌作用を持っており、ずば抜けた消臭効果の高さからワキガ薬にはかかせない成分の1つです。

効果は殺菌のみで汗を抑える作用はありません。

多汗症でデオドラントがすぐ洗い流されてしまうという人は殺菌の効果も持続しにくいので、汗が多い人は制汗作用のある成分も配合されているデオドラントを選ぶことをおすすめします。

強力な殺菌作用のために肌にいいとは言えない成分ですが、肌トラブルを起こしたり人体に影響を及ぼすことは基本的には無いようです。

市販のデオドラントや化粧品には0.1%以下の濃度になるように厚生労働省が基準を定めています

肌が敏感でアレルギー反応を起こすなどの場合を除いてはまず問題にないと言えるでしょう。

⇒ イソプロピルメチルフェノール配合のワキガ薬

ミョウバン(アルム石)

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茄子の漬物を作るときの色止めやゴボウのアク抜きにも使われるミョウバンですが、天然鉱物塩の一種で無着色・無添加の天然デオドラントです。

古くは古代ローマの時代からデオドラントとして使われていました。

脇に塗り広げると薄い膜を張り、雑菌の繁殖を抑える殺菌作用と毛穴を引き締める制汗作用もあります。

また、アルカリ性の匂い成分であるアンモニアを中和して悪臭の元を抑えます。

自然の素材でありながら殺菌作用も制汗作用もどちらも兼ね備えているので効果が持続しやすく好評価です。

ベンザルコニウム塩化物

高い殺菌作用を持つ成分です。

病院などで医療器具や手指の消毒に使われていたり除菌ティッシュなどにも使用されています。

アルコールのように引火性もなく、キツい匂いも有毒ガスを発生させることもない安全性の高い消毒薬です。

ウィルスには効きませんが、皮膚の常在細菌には高い殺菌作用を発揮します。

こちらも安全性が高い上にデオドラントに含まれている量はかなり微量ですので肌や体に悪影響があるということはまずないと思います。

ベンザルコニウムだけでは殺菌作用のみで汗を抑える作用はないので、ワキガ薬には制汗成分と一緒に配合されてることが多いですね。

塩化アルミニウム(クロルヒドロキシアルミニウム)

強い制汗作用のある成分です。

ミョウバンも制汗作用がありますが、塩化アルミニウムにはそれ以上の効果があります。

塩化アルミニウムは汗管細胞に作用して汗と反応することで結晶化し、汗管を閉塞させて汗を止めます。

楽器を演奏する人の手汗や足の匂い防止にも使われています。

一般的には手足よりも脇の制汗の方が高い効果を感じる事ができます。

夏場でも塗ったところだけ脇サラサラになりますが、刺激の強い化学物質なのでかゆみや赤み、皮膚がピリピリするような違和感を感じることが多いですね。

ちなみに

アルミニウムが脳に蓄積するとアルツハイマーを引き起こすとされる説がありますが、脇に塗ることで皮膚から吸収され脳に蓄積されるというのはかなり疑わしいです。

そもそもアルミニウムは食品や飲料水にも含まれており、誰でも多少は口から体内に摂取しているのです。

それでも政府の調査では全ての年代でアルミニウムの最大許容摂取量を下回っています。

通常ならアルミニウムは尿から問題なく排泄されるため体に蓄積されるということはなく、ましてや皮膚から微量の塩化アルミニウムが体に入ったからと言ってアルツハイマーの発症を過剰に心配しなくてもよいと思われます。

しかし、塩化アルミニウムは劇的な効果がある代わりに刺激物であることは確かなので、肌荒れやかゆみを引き起こすようなら濃度の低いものに切り替えて様子を見るか使用を控えた方がいいですね。

⇒ 塩化アルミニウム配合の汗止め薬

パラベン(パラオキシ安息香酸)

パラベンは女性なら聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

殺菌作用があるため防腐剤としてファンデーションや化粧水などの化粧品によく配合されています。

高い抗菌性から多くの場合は品質維持のために使用されていますが、ワキガ薬にも殺菌作用を高めるために配合されている場合があるのです。

パラベンはアレルギーや肌荒れを引き起こす可能性があるとされてる成分の1つとされており、パラベンフリーや無添加を売りにした化粧品などもあります。

しかし配合される量は全体の1%未満と規定されており、実際に少量でも非常に強力な殺菌作用を持つため含まれている量は極微量です。

むしろパラベンなどの防腐剤が入っていないということは細菌が繁殖しやすくて品質が低下しやすいということ。

酸化したり腐ったりしやすいということでもあります。

傷んだ製品を肌に塗る方が悪影響ですよね。

デオドラントや化粧品に含まれているパラベンは問題になるような量ではないというのが定説になりつつあります。

銀含有ゼオライト



Ag+のスプレー型デオドラントで一気に知名度が上がった銀の殺菌力ですが、非常に強力でなおかつ肌に優しいという特徴を持っています。

銀の殺菌力は650種類の菌を殺菌するほどでニオイの発生源を抑えます。

NASAでは宇宙飛行士の飲料水の殺菌にも使われています。

デオドラントの他にナノ化された銀を配合した石鹸も開発されています。防臭効果が高いため、ワキガだけではなく加齢臭やミドル脂臭の予防にも使えます。

⇒ 銀イオン配合の石鹸 AGICA

トリクロサン

薬用石鹸ミューズにも使われている殺菌作用をもつ成分です。

皮膚の常在菌であるブドウ球菌などに有効な殺菌効果を持っていて薬用石鹸、シャンプー、歯磨き粉などに使われています。

一定の濃度が含まれていれば殺菌や抗菌効果が期待できるため細菌感染の予防として様々な物に使われています。

その一方で最近では安全性が疑問視されてきており、欧米などではトリクロサンを使用した石鹸などは規制対象となっています。

微生物や紫外線によってトリクロサンが分解されるとダイオキシンに変化することや女性ホルモンを過剰分泌させて胎児に悪影響を与える可能性が指摘されています。

廃水などから環境にも悪影響を及ぼす可能性がある上に、そもそも普通の石鹸と比べて殺菌作用が高いのかどうかも疑わしいという研究報告もあります。

欧米やヨーロッパの諸外国ではトリクロサン配合の製品はほぼ消滅しつつあります。日本でもいずれは規制対象とされる物質なのかもしれません。

酸化亜鉛

収れん作用を持ち、毛穴を引き締めて肌を乾燥させます。いわゆる「制汗作用」です。

制汗作用としてデオドラントに使われるだけでなく傷口に塗る軟膏などに含まれていてジュクジュクとした傷口を乾燥させて乾かし、治りを早めてくれる効果が期待できます。

汗腺だけではなく肌そのものを引き締める作用があるので化粧水や石鹸にも配合されています。

他にも紫外線対策や殺菌作用、美白効果など様々な効能を示します。

化粧品やデオドラントによく含まれている成分の1つです。

パラフェノールスルホン酸亜鉛

収れん作用を持ち、汗を抑える働きをします。

塩化アルミニウムと同じ仕組みで、金属塩が汗と反応して結晶化することで毛穴を塞ぎ汗を止めてくれます。

しかし塩化アルミニウムと比べると少し効果が弱い分肌への刺激も強くないので塩化アルミニウムよりも多用されています。

様々なワキガ薬に配合されている成分で殺菌作用を持つ成分と併用すれば効果は高くなります。

制汗作用も高く、塩化アルミニウムで肌が荒れた方やアルミニウムに抵抗がある方にはおすすめです。

⇒ パラフェノールスルホン酸亜鉛配合のワキガ薬 NOANDE<ノアンデ>