子供にワキガが遺伝したら

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私はワキガ体質で思春期の頃から自分の臭いに思い悩み、周囲の人にバレないように必死にニオイ対策をしようとさまざまなデオドラントを試してきました。

ワキガ体質であることで思いっきり汗をかいて遊べない、薄着も厚着もできない、楽しい時間も頭の隅でチラチラと「臭っていないだろうか」という不安がよぎります。

そんな私にとって結婚し子供を持とうとなった時に頭に思い浮かんだのは「遺伝したらどうしよう。」という事でした。子供になんと言ってあげたらいいんだろう。私のような思いをさせてしまうんだろうかと悩みました。

夫はワキガ体質ではなくワキガにならない可能性もありますが、ワキガ体質は優性遺伝であり子供に遺伝する確率は高いです。

色々と葛藤はありましたが子供が欲しいという気持ちは変わらず、妊娠出産を経て女の子を授かりました。

まだ子供なのでワキガ体質かどうかは分かりませんが、もし娘が将来自分の体臭で悩むようになったらどう接したらいいか私なりの考えをまとめてみます。

子供の自覚を待ってみる

私は家庭で臭いを指摘されたのはまだ小学1年か2年の時だったので自分で制汗スプレーを使ったこともなければ「汗が臭う」という発想すらなかったと思います。

そこへ母から突然追い立てられるように消臭対策、制汗対策を提案され、よく理解できていないけど「母が怖いからとりあえず言うことを聞いておこう」というのが子供時代の私のワキガ対策の始まりでした。

ですが、子供の自己肯定感という面から見るとこの始まり方は最悪だったのではないかと思っています。

臭いと言われても自分ではよく分からないし母以外から言われることもなく、それでもどうやら私はデオドラントを使わないと外出したら恥ずかしい人間らしいという事だけは分かりました。

母はそんなつもりはなかったと思いますが、娘の私からしてみると「そのままでは存在してはいけない」という強烈なメッセージを感じ、ニオイという未知のものに恐ろしさを感じました。

子供に自己否定感や劣等感を植え付けないためには子供が自分の体臭を気にする思春期頃まで待つのも一つの手だと思います。服そのものに消臭効果を持たせるスプレーなどもありますし、汗をかいたらウェットティッシュやサラサラシートでふくと気持ちいいよ〜と持たせてあげてもいいと思います。

私の場合はワキガという症状を親にヒステリックに繰り返し指摘され責められたことで自分を責めるようになり、そのまま成長とともにワキガの自覚も出てくるとかなり強迫的に消臭対策を自分であれこれ考えて試すようになりました。

しかしもう少し楽しくニオイ対策できたと思うのです。追い立てられるようにその日を無臭で過ごせるように、自分の体質を隠そうということに必死になっていました。

しかしアポクリン腺が発達途中の10代はデオドラントでケアしてそれでも私が納得いかなければ手術しようとか手術の種類やデメリットなどを調べるといった長期的な目線を持てず、計画的に落ち着いて考えられていなかったと思います。

そのような長期的な目線を持てたらもう少し落ち着いて腹をくくってニオイ対策にも積極的になれたのかなぁと思います。

ニオイは非常にデリケートな問題ですので難しいですが親が必死の形相で「周囲にバレるとヤバイ!」と子供の臭い消しに奔走していたら子供の自己否定感が強くなるのは当たり前です。

子供は意外と親の挙動をしっかり見て影響されています。あくまで子供が主体なので、親は心配ですがまず落ち着いて子供とのコミュニケーションをしっかり取りながら陰から支えるというのがベストなのではないかと思います。