体質改善でワキガは治るのか?

食事で汗の成分は変わるのは確か

毎日の食生活は汗の成分に影響します。

汗は血液から作られているので高タンパク、高脂質な食事を続けていると汗の成分もキツいニオイに変わっていきます。

ワキガ体質ではない人ですらそうなのですから、ワキガ体質の人はなおさら強いニオイになります。

その上、動物性タンパク質や脂質がアポクリン汗腺を刺激するので強烈なニオイになってしまうのです。

肉食を控えるべきか

では、「肉食や油を控えたらいいのか?」というとそう単純ではありません。

動物性タンパク質も脂質も体にとって欠かせない栄養素の1つです。

例えば肌の潤いや健康を保つために脂質は必須栄養素ですし、病原菌などの外部刺激から体を守るバリア機能の役割もしています。

動物性タンパク質や肉に含まれている鉄分などの栄養素も体の形成や健康には必要な成分なのです。

そもそも食事は栄養摂取の意味だけではなく、毎日の楽しみでもあります。

肉食を一切やめるというのは食事が味気ないものになりますし、現実的な対処法ではありません。

食生活だけではワキガは治らない。

食生活をシビアに制限したとしてもワキガ体質が非ワキガ体質に変化することはありません。

ワキガの原因であるアポクリン腺からの汗はフェロモンであり、周囲に拡散しなければなりません。

主な体温調節をしているエクリン腺からの汗とは成分が違うのです。

アポクリン腺で作られる汗はタンパク質、糖質、鉄分、脂質を含んでいて高栄養で粘度の高い汗です。

また、塩分をほとんど含まないので細菌が増殖しやすいのが特徴です。

つまり、もともと臭うように設計されているのです。

ワキガではない人が体臭がキツくなると食生活、生活習慣、ストレス、加齢など様々な原因が考えられます。

しかし、ワキガの人の体臭はアポクリン汗腺の汗が原因なので食生活を変えてもあまりニオイを抑えられないことがほとんどです。

ワキガは病気ではない

よく、「ワキガの人は体に毒素が貯まっているからだ」とか、「悪い汗をかいているからだ」とか言われていますが、実際はワキガだからと言って体には何の健康問題もないのです。

むしろ海外ではワキガ体質の人口の方が多く、「ワキガ」という概念がありません。

ほとんどみんなワキガなので悩むこともありません。むしろ異性との関係において体臭の強さを楽しむ傾向さえあります。

ワキガはホルモンの変化がある10代の第二次性徴期からニオイ始めますので食生活というよりはホルモンに左右されます。

病気じゃないけど勝手に治ることもない

ワキガ臭の正体はアポクリン腺の汗が大好きな細菌が汗を分解して生成する代謝物のニオイです。

この代謝物は空気中に飛散しやすい物質で、独特のニオイを周辺に拡散します。

アポクリン腺の汗にしか繁殖しない細菌が作る物質ですから、アポクリン汗腺が脇にある限り作られます。

「ワキガだったけど食生活や生活習慣の改善でワキガが治った!」という人は実はワキガではなかったか、ごく軽度のワキガ体質だったかのどちらかだと思います。

現代の技術では外科的な方法でしかアポクリン汗腺を取り除くことはできないからです。

⇒ ワキガチェックシート 

見直す価値はある!食生活

ワキガが食生活の改善で完治することはありませんが、ある程度の効果はあります。

アポクリン汗腺は脂質や皮下脂肪に刺激されて活発になる特徴があるので肥満体型の人や皮下脂肪の多い女性は特に臭いやすいのです。

もともと肉食中心で高タンパク、高脂質の食事内容はワキガではなくても体臭がキツくなるものです。

普段から食生活が乱れていると感じる人はワキガ臭が余計にキツくなっている原因になっているかもしれません。

アポクリン腺を取り除くには手術しかありませんが、ニオイに敏感な日本人は年を追うごとに優秀なデオドラントを開発しています。

手術しなくても細菌の働きを抑えることで脇の匂いを気にせずに日常を過ごすことは難しくない時代になっています。

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