緊張感やストレスでワキガ臭が強くなる?

精神的な発汗

精神的な理由で発汗することを精神性発汗と言います。具体的にどんな精神状態の時かというと…

  • ストレスを感じたとき
  • 興奮したとき
  • 不安になったとき
  • 恥ずかしいとき
  • 緊張したとき
  • 驚いたとき
  • 危険、恐れを感じたとき


このように精神的に追い詰められたり心臓がドキドキするような状況になるとドッと汗が吹き出すような感覚になるときがありますよね。それが精神性発汗です。精神性発汗は誰にでも起こる事ですので病気などではなく一種の生理現象だと思ってください。

精神的に追い詰められたり緊張状態になると交感神経が活発になります。交感神経は脳の発汗中枢を刺激し「汗をかけ」という指令を出します。特に手の平、足の裏、脇にたくさん汗を出します。

ワキガ臭が強くなる。

精神的に不安定になると自律神経が乱れてしまいます。自律神経とは体内の機能を調節する神経のことで、汗腺だけではなく内臓や睡眠の働きをコントロールしています。

自律神経が乱れて交感神経が優位になるとエクリン腺もアポクリン汗腺も活発になります。
エクリン腺では手の平、足の裏、脇、額などから汗が出て徐々に他の部分に発汗が広がっていきます。
アポクリン汗腺も刺激されて脇の下の発汗が多くなります。冷や汗や緊張したときにかく汗がじっとりと粘性があるのはアポクリン汗腺からの汗がドッと出るからなんですね。

アポクリン汗腺はワキガ臭の原因物質であるタンパク質や脂質、ミネラルを豊富に含みます。これらを細菌が分解することであの独特のワキガ臭となるのです。
エクリン腺の汗は無臭ですが、アポクリン汗腺の汗と混じり合ってワキガ臭を増幅し遠くまで拡散する役割も持っています。
精神性発汗はエクリン腺もアポクリン汗腺も一度に活発化するためワキガ臭が急に強く感じられるようになるわけですね。

不安やストレスを感じないのは無理!

精神性発汗は汗がドッと吹き出すのが自分で分かるので「周りに匂っているかも」と思い、ますます緊張してしまうという悪循環に陥りやすいのです。

ましてや自分がワキガ体質だと余計に気になってしまうものですよね。デオドラントでケアしていても瞬間的に増えた発汗はどうしても匂ってしまうこともあります。

私も強い緊張を感じた時にカーッと背中が熱くなるような感覚がして、脇の下に粘性の臭う汗をドッとかいた経験があります。焦りと緊張でますます匂いの悪循環に陥ってしまうんですよね。

とは言ってもストレスや緊張感はコントロールできるものではありません。自分で自覚していないところでも無意識に緊張していることもあるのです。常にストレスや緊張を感じている職場などでは汗腺がずっと活発になっているのでワキガ臭が強くなってしまうのです。

このように「匂っているかも」という不安の悪循環やストレスの多い職場などではワキガだけではなく体臭そのものがキツくなりがちなのです。

真面目な人や完璧主義の人ほどストレスを感じやすい傾向にあります。休憩時間にはしっかり気持ちをリセットしたりストレスを溜めすぎないようにすることが大切ですね。

汗を止める塩化アルミニウム

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精神性の発汗は自力で止められるものではありません。ストレスや緊張感を自覚しても感じないようにするのは難しいですよね。

そんな時に有効なのが汗の分泌を止める作用のある塩化アルミニウム配合の汗止め液です。
ワキガ人口が大半の欧米諸国ではこの塩化アルミニウム配合のワキガ薬が一般的です。

塩化アルミニウムは汗と反応して結晶化し汗腺に蓋をします。汗腺に直接作用する働きもあり、アポクリン汗腺だけではなくエクリン腺からの汗もピタリと止めます。

どれだけ汗をかいても脇だけサラサラになる強力な制汗作用を持っているため、ワキガだけでなく多汗症の人にも愛用されています。
手汗が酷い人、バイオリニストやピアニストなど楽器の演奏家の人にも重宝されています。効果は数日間で一時的なものですが、お風呂に入っても2~3日は持続します。

そして何よりも、暑くても緊張しても汗をかかないという「安心感」を得られます。
精神性発汗は「汗が臭っているかも!」という焦りや緊張によってますます汗が出るという悪循環に陥っているケースがほとんどです。この安心感は精神性発汗で悩んでいる人にとっては一番の薬かもしれません。

⇒ 多汗症、ワキガに!塩化アルミニウムのデオドラント一覧