タバコはワキガ臭を悪化させる

タバコとワキガの関係をご存じでしょうか?実はタバコは口臭だけではなく体臭も悪化させるのです。ワキガ体質の人がタバコを吸うとワキガ臭もキツくなります。どうしてワキガ臭が強くなるのかメカニズムをご紹介します。

タバコに含まれるニコチンが発汗を促進

タバコにはニコチンやタールなどといった有害物質が300種類以上含まれています。中でもニコチンは脳の中枢神経を刺激し、交感神経を活発にさせる作用があります。交感神経は体を活動的にする神経で、心拍数と血圧を上昇させ発汗も促進します。そのためちょっとした事で汗をかきやすくなってしまうのです。
交感神経は緊張やストレスなどでも活発になります。冷や汗や精神的な発汗は交感神経によるものなのです。
交感神経を活発にする作用はニコチンの他にカフェインにも含まれており、緊張して気分を落ち着かせようとコーヒーを飲むのは発汗作用の面から見ると逆効果と言うことですね。

ニコチンは血行を悪くする。

ニコチンには血管を収縮させる作用があります。タバコも数本程度なら血管の収縮作用もあまり問題になりませんが、1日数十本吸う人や口寂しくて暇があればタバコを吸ってしまう人は要注意です。常にニコチンの血管収縮作用を受けていると血行が悪くなって新陳代謝が落ち、アンモニア臭のキツイ汗が出るのです。これがワキガ臭と混ざるとさらなる悪臭となるためワキガ臭がキツくなったと感じてしまうのです。

アポクリン汗腺を刺激する

ニコチンはエクリン腺だけではなく、アポクリン汗腺も同時に刺激します。アポクリン汗腺の汗は細菌に分解されることでワキガ特有の匂いを発するようになります。
同時にエクリン腺が活発になると細菌の繁殖が促進されてワキガ臭をさらに強めてしまいます。エクリン腺の汗は99%が水分なので蒸発しやすいのですが、蒸発するときにワキガ臭も周りに拡散してしまいます。より広範囲にワキガ臭をばらまくためワキガ臭が強くなったように感じるというわけです。

タバコの匂いと混ざる

タバコに含まれるニコチンやタールなどの有害成分は血流に乗って全身を巡ります。汗は血液から作られているので当然汗の匂いにも悪影響を及ぼします。脇は特に汗を溜め込みやすく匂いがこもる場所です。ワキガ臭が強くなるのはもちろん、タバコの匂いと混じり合うととんでもない悪臭になることも。タバコの成分にはトイレの匂いや便臭に近いものもあると言われています。タバコで体臭がキツくなるのは当然の成り行きなのです。

禁煙しかない

他にもタバコには内臓の機能低下や唾液不足を引き起こして虫歯や口臭の原因にもなります。ワキガだけではなく体臭がキツくなる要素はたくさんあるのです。
一番の解決方法は禁煙です。禁煙することでワキガが治るわけではありません。しかしワキガ体質で喫煙者だといくら体臭対策してもタバコによる体臭とワキガの悪化は止められないのです。
まずは禁煙することがワキガ対策のスタートラインだと言えるでしょう。

 

photo credit: Retrato via photopin (license)